250TR センタースタンドをつけたい!!

純正TRにはセンタースタンドついてないんですよ。

まー、今どきのあのくらいのバイクだとフツーですよね。

で、マッコイがなぜかセンタースタンドをつけたいと。

なんでかはよくわからないですよ、ワタシは。

とにかくつけたいと。

そんじゃーつけようと。

まっこいはエストレア用のセンスタを買いました。

250TRとエストレアはタンクとシート、細かいパーツが違うだけで、
エンジンとフレームは一緒の、ほとんど同じ作りのバイクだそうです。

そこで、エストレア用のセンスタがつくんじゃねえかと。

ここが大きな過ちでした。
ただ、センスタつけるだけですよ?
まさかこんなにうまくいかないとは・・・

まず、センスタの動きってのは左の写真のように矢印の2方向にそれぞれ動きますよね?

上に行く(走行時)の位置ではセンスタが上に上がり過ぎると、チェーンに干渉しちゃうワケですよ。

前に行く(停車時)も同様で前に行き過ぎると、当然倒れますよね、バイクが。

当たり前ですよね。
そうなんです。

だから純正のセンスタ(フレーム)にはそういうストッパーがついてるんです。

センスタがある地点より行き過ぎないように。

でもTRにはそんなモノありません。


で、「どーすっかー」ってなって、現物を見ながらいろいろと構想したワケですよ。
寒い中。
もうヒザなんか固まっちゃってガチガチでしたね、マジで。


コレも写真あんまり撮ってないから、なんとも説明しづらいんだけど、
前に行く方はなんとかなるカンジだった。

センスタを固定するステーみたいなやつに余分な穴が開いてたんで、
そこにステップと水平方向に長めのボルトを通して、それをストッパーにしようと。

でもマッコイが
「センスタがネジ部分と直接当たるのはヤダ。センスタ傷ついちゃうじゃん。」
と言って泣き出したのです。

ビックリしたボクは
「オイオイ、泣くことないだろマッコイ。よしよしわかったよ。ネジが直接当たらなければいいんだろ?
じゃ、カラーみたいなやつを買いに行こう。」

泣きじゃくるマッコイをなんとかなだめて、マイトラックに二人で乗ってセキチューへ向かいました。


ストッパーとなるボルトを通す穴の径は14mmでした。
マッコイがノギスで測ったから間違いない。

12mmのボルトを買って、外径が14mmのカラーを通せば一発解決だな。
そんな安易な考えのもと、セキチューをグルグル・・・

探すこと約1時間。
ない・・・ない・・・ない・・・
外径14mmのカラーなんてどこにもなーい!

諦めかけたそのとき、ふと目に入った園芸コーナーの切り売りホース。

コレだ!!
「内径12mm。外径14mm。」って書いてある。
ぴったりじゃないかー!!


「すみませーん。」
このホースくださーい」

セキチュー「はいよー」

「30cmくらいでいいんですけど。」

セキチュー「はいよー」

見事14mmの代用カラーゲット。

これで停車時のセンスタはストップできるぞ。

走行時の方を忘れてた。

今の状態だとね、ギリギリでチェーンの下で止まるんだけど
ものすごいギリギリなのよ。

走っててちょっとチェーンが上下したら即アウトなカンジ。

コレはセンスタ自体に何かを盛るっていう考えで検討してたんだけど、
イマイチいいものが見つからなかった。

んで、しょうがないんで、「3mm厚くらいの固めのゴムで出来たシール的なもの」をゲットしました。

とりあえずこれをセンスタに貼り付けて、ビニテでグルグル巻けばなんとかなるんじゃねえかって思って。

ゴムシールと12mmのボルト、14mmのホースを手にしたワレワレは意気揚々とマッコイの家に向かいました。

早速チャレンジしてみよーぜー。

「苦労したよなー、この14mmのホース探すの。
ここの穴に入るんだよね、ここの穴に・・・」

って、全然入らないじゃんよー!!
穴10mmくらいですヨッ!!
なんであんなに必死に14mmのカラー探してたんだよー。

「ゴメンよリーダー。オレが測る穴間違えてたよー。ゴメンよ、ゴメンよー。」
またもや泣きじゃくるマッコイ。

「お前は昔から泣いてばかりだな。
いいか。この世の中にはな、取り返しのつかないミスなんてないんだ。
誰だってやり直せるんだよ。」

マッコイの肩を叩きながら励ますオレ。

「この10mmのボルトをとりあえず使えばいいじゃないか。
クルマ作りのときの余りだ。ホラ、やるよ。」

そのボルトを震える手で通すマッコイ。




停車時のセンスタのストッパーはとりあえずコレでダイジョウブだ。
試しにセンスタを仮止めして立ててみたけどダイジョウブでした。

走行時のセンスタストッパーは後回しにして、とりあえずセンスタつけちゃうか。

ここで更なる関門がワレワレを待ち受けているのでした。

そう、コイツです。

バネです。

バイク屋さんはどうやってつけるんだろう、この強靭なバネを。

この写真だと既についてますが、ここに至るまで、オレとマッコイのフルパワーを動員しました。

恐るべしバネ。

ああバネ。

悲しい響きだ、BANE。

すったもんだありましたが、
「トラックの荷造り用の紐で思いっきり引っ張りながら気合いで入れる」戦法が炸裂して、見事に入りました。

BANEと紐が最終的に取れなくなって、紐を切り刻んだ残骸が見事に写真に映っています。

さようなら紐。

ああHIMO。

きっとバイク屋もトラック用のHIMOを使ってBANEをつけるに違いない。きっとそうだ。それ以外に考えられない。

なんとかここまでこぎつけて、「ちょい厚ゴムシール」も貼りました。

コレで全てがうまく行ったと思ったら大間違いです。

コレが全ての始まりなのでした・・・

続く・・・

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