クルマ自作 11発目!

えー、かなり空きましたが10発目のところで神社カーが見事にぶっ壊れてから
これからどういう作戦で復活させようか色々と計画してました。

2010年の6月に10発目の作業をしてから、クソ暑い群馬の夏を避けて作業をしなかったり
マッコイのモチベーションが落ちまくったりしてて
なかなか復活作業に取り掛かれなかったり・・・


そしてウダウダしているうちに早2011年。

クソ暑い夏はとうに過ぎ去り、群馬のクソ寒い冬の季節が到来してしまいました。

夏は暑くて作業出来ないし、冬は寒くて作業出来ない。

しょーがねーから住みやすい国ナンバーワンの静岡、そう、ダンカンの住んでいる浜松で作業をするぞ!!


浜松で作業をするにはあの神社カーをなんとかして運ばなければいけないのね。


昔はジャンボの荷台に乗っけてばあちゃんちまで行ったりしたけど、
エンジンを積んでデカくなった神社カーを果たして運べるのか・・・

しかも浜松まで・・・



ハイ、積みました。


クルマは借りたサンバーディアスです。

写真を見ると余裕なカンジで積まれてるけど
結構カツカツです。




時は2011年1月15日。


群馬県の前橋から浜松へ向かうのでした。

ホントはマッコイと2人で浜松に行ってダンカンと合流して3人で作業をするはずだったんだけど、
2日前にマッコイまさかのドタキャン!!

仕方なくディアスに神社カーを載せ、たった1人で浜松へ向かうのでした。

いやー、キツかった。


今回の目的としては、暑いのと寒いのを避けて浜松で作業というのもあるんだけど、
そもそも神社カーの足回りがぶっ壊れた要因として
「オレらの100V溶接が甘々!」
というのが挙げられるワケです。


んで、ダンカンは浜松にガレージ付きの家を建てたということもあり、
「どうせなら200Vを引いて、200Vの溶接機買えよ。それで神社カーの足回りを溶接しようぜ。」

ということになったのですね。

早速200Vの配線工事&200V溶接機を何万かかけて手配するダンカン。

神社カーってなんだかんだで結構カネかかってるよね。


まー色々考えたんだけど、作戦としては
今までと同じ部品で同じように組み立てをして
固定する所は今までの100V溶接ではなく、200V溶接で。

という結論に達しました。

単純に200Vの溶接機をダンカンに浜松から持ってきてもらっても
ウチには200Vが来ていないのでその溶接機は使えないんだよね。

なので神社カーを積んで浜松まで行くことになったと。


さて、今回浜松に行って今までの作業と同じことを繰り返す予定なんですけど
シャフトとして使っている20mmの長いネジ棒、これが浜松のホームセンターにはありませんでした。


なので、結論から言うとこの回では何も作業出来ずに遊んでました。


浜松と言えばクルマと音楽とウナギの街。

ということでスズキの博物館に行ったり、うなぎパイの工場見学をしたりして二日間は過ぎていきました。



スズライト キャリー

カッコイイなぁ


ま、今回はこんなカンジで遊んでしまったけど神社カーも浜松に置いてきたし
いつかは200Vの溶接で復活作業をしなくてはならん。

なんと行っても200V。

信頼の200V。

100Vの倍だよ?

200Vの溶接なら神社カーの足回りもガッチリ付くはず。


ということで再度マッコイを口説き、再び浜松へ行くことに!

時は2011年6月11日。

ジャンボで浜松往復はシーキビなので、マッコイが最近買ったサンバーで行くことに。

平成13年式、走行15万キロ。

赤帽で信頼を勝ち得ているサンバーならきっと大丈夫。




ハイ!

着きました浜松!


1年前から温めておいたお揃いのツナギが
初めて揃った瞬間をパチリ。



マッコイ、来るの嫌がってたクセに
すげー笑顔じゃねえかよ(一番右)



ツナギの後ろはこうなってます。


「JINJA MOTORS」

そう、神社モータース。


ミキハウスみたいなフォントです。

3人が揃ったのは久しぶりなので気合いが入ります。



ガレージを目の前に気合い溢れるマッコイとオレ。

さあ、作業開始!



半年前に運んで来た神社カーが
ガレージの中で鎮座してます。



何から始めるんだっけ?

久しぶりの作業だから、どこまで進んでてどこが壊れてるのかわからず。

把握するのに各部チェックしました。

基本的にはほとんど壊れてる鉄クズのように見えてきました。

とりあえずアレだな、今付いてる足回りを全部外して群馬のカインズホームで買ってきた20mmのネジ棒をシャフトとして
新たに付けてそこで信頼の200V溶接だな。

今やぶっ壊れててほとんどの溶接は意味をなしてないんだけど、
なまじエンジンを積んじゃってたり、クソ溶接がモリモリになっちゃってたりで
単純に外すっていっても結構大変そうなカンジ。

下から作業をしたいんだけど、エンジン付いたままだと神社カーをひっくり返すことも出来ないしね。



タイヤがなんとか外れた。

グランダーで旧シャフトをぶった切って。





ぶった切った足回りの反対側。

これらのタイヤ、スプロケ、ディスク、ベアリングは
今後も流用するから
壊さずに摘出する必要があるんだよね。

溶接クソ盛りの所はグラインダーで削ったり
回したりひねったりしながら
何とか全てのパーツをバラバラにすることに成功。


さようなら、そしてありがとう、旧シャフト。

さて、ここから新シャフトの20mmネジ棒を組み付けて200V熔接をするワケなんだけど、
シャフトに固定されるところは出来る限り堅牢な構造にしておきたい。

前回はタイヤの固定もダブルナットでガン締めしたところに100V溶接だったんだけど
タイヤに付いてるホイールがアルミだからナットやシャフトとは直接くっつかないんだよね。



そこで、こんなカンジでホイールに鉄板をくっつけるという作戦に。

真ん中の穴っぽこもしっかりとコンパスでセンターを出しました。


この鉄板にシャフトを200V溶接するというコトですね。

この写真見ると超堅牢なカンジすんなオイ。




ディスクに取り付ける鉄板もこんなカンジで
コンパスを使ってセンターを出します。

こういう精度が求められる作業はなんとなくマッコイ担当。


スプロケの鉄板をダンカンがやったら
全然センター出てなかった。



それぞれのパーツにシャフトを通すための鉄板を作って穴を開けた。

後は組んで、センターが出たところで200V溶接をすればOKなんだけど、
ダンカンが200V溶接機を買ったにも関わらず一回も使ったことがないということで
練習しろよという流れに。



初めての200V溶接機にドキドキ。

とりあえずどの溶接棒を使ったらいいかということさえも
事前に調べてないのでわからない。

テキトーにそこら辺にある溶接棒で試してみることに。

100Vではせっかく作った神社カーの足回りがしっかりと固定されずに壊れてしまった。

これも全て100Vだからいけないんだ。

100Vじゃなくて200VのPOWERで溶接したらきっとバッチリ付くはず。

絶対に壊れない自作カーの完成は近いぞ。

なんてったって200V溶接。

よくホームセンターなんかで見るあの溶接跡が再現されるはず。



こういうカンジのヤツね。


完璧に鉄と鉄が同化してくっついてる。

200Vの溶接機さえあればこんなカンジだ。



さて、初めての200V溶接にダンカンが溶接に挑戦。




アレ・・・?


全然出来てねーじゃん。


どっちかって言うと100Vの時とあんまり変わんねーぞ。





「200Vなら」というスキルを磨こうとしないオレらの負けか。

100Vでも200Vでも溶接は鍛錬が必要なのか・・・

オレらの一番苦手とする所じゃねえか。


どうすっかコレ・・・

せっかく200Vの溶接の為に数万円かけたのにダンカンかわいそう。

そんな時、通りがかりのおじいちゃんがガレージを覗いてきて
「溶接かい?」と。


話を聞くとそのおじいちゃんは昔、溶接工だったらしい。

ステンレスだかアルミだかの溶接をしてたらしい。

最終的には新幹線の溶接をやってたそうだ。

新幹線のクダリは20回くらい聞かされたぞ。




しかもこのおじいちゃん、ダンカン家の向かいに住んでた。

おじいちゃんに溶接を教えてもらうことしばし。

結論としては200Vじゃダメだと。


くっつけるモノの対象がデカいからもっと電気がないと足りないらしい。

でも他のHPとかで色々見てるとスキルを磨いて100Vでもうまいこと溶接してる人もいるんだけどなー

工業用と家庭用のノウハウの違いですかね。



今回はこの200V溶接がまだまだできん、ということで時間が足らなくなりアウト。

とりあえずまた神社カーを浜松に残し、オレとマッコイは帰路に着きました。


今回はカメラを結構回してたんだけど、盛り上がる瞬間があまりなかった為、動画はナシかなーと思ってたら
ハプニング動画が撮れてたんでアップ。


ダンカンのママのクルマの上にビデオカメラを定点で置いて回しっぱなしにしてたらこんなコトになりました。





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