そんなワケで、ノープランのままダンカンを迎えても
無駄に時間が過ぎていくことは明白なので、
すこし具体的にクルマ自作を考えてみました。
まず、ナニが必要でナニが足らないのか。
足りないもの
・お金
・時間
・知識
・材料
・工具
・場所・・・
と、こんなにも出てくるわけですよ。
コレ、間違いなくできないよね。出来る理由ないもん。
そんなこんないいながらも、バッテリー溶接機を準備したり
フレームとなる鉄パイプみたいなやつ拾ってきたり
なんとなく準備は進んでます。
とりあえず、リードのエンジン使うとしても
そっからどうやって後輪を駆動させるんだ？
さっそくダンカンと電話で打ち合わせ。
いろいろ案は出たものの結局
「一輪車用のタイヤを使って、鉄の棒みたいなものをシャフト代わりにして固定」
する方法に決定。
一輪車用のタイヤってこれです。
1個680円Byセキチュー
いわゆる「猫車」に使われるやつですね。
ワレワレの自作クルマの設計計画では、後輪は２輪ともシャフトと固定して
シャフトにスプロケを溶接、エンジンの動力を伝えて、タイヤを回す、という計画であります。
(絶対壊れるけどね)
このタイヤの穴っぽこに入るちょうどいいサイズの丈夫な棒を探さないといけません。
ノギスで測ってみたら、穴のサイズは１６ｍｍでした。
１６ｍｍのステンレス棒は売ってるんだけど
強度的にとても耐えられそうにない・・
ダンカンと電話で相談しながらのやりとりでしたが、
「１６φのステンレス棒に１５φの木の棒を入れて補強する」
なんて案も出ました。
木の棒って・・・
人が乗るんだよ？クルマだよ、一応。絶対できないけど。
ということで却下。
そうこうして何日か探しているときに、
キター
探してたやつに近いやつ。
同じく一輪車用のタイヤですが、
穴っぽこのサイズは直径２０ｍｍ！
しかも、横にある鉄の棒は
９００ｍｍの長ネジ。
この長ネジ、インチサイズか何かで
ぴっちり２０ｍｍじゃないけど、
穴に入れてみたところ、
まー許容範囲だ。１９ｍｍくらいかな。
後輪はこのタイヤ２つにこの長ネジを
シャフトとして使用することに決定。
シャフトとタイヤが出来たとしても、シャフトと車体のフレームを接合する部分にはベアリングが必要だよな、ふつー。
後輪はシャフト自体が回転してるワケだし。
ベアリングをいろいろ調べてみると、内径設定が１５ｍｍ、１７ｍｍ、２０ｍｍあたりなのね。
後輪には２０ｍｍを使おう。
ちょっとゆるいけど、まーいいか。
そんで、中途半端にバラしてあったリードのエンジン回りをバラバラにして、
細部のサイズチェックをすることにしました。
相方はいつも通り、マッコイです。
まず、エンジンを降ろすにはタイヤを
外さなければならん。
タイヤを外すためにはマフラーを
外さなければならん。
ということでマフラーを外しました。
次はタイヤを外すのですが、
ホイールの中心にあるナットを外します。
このナット、２２ｍｍサイズです。
ワレワレの工具では２１ｍｍのレンチしか
ありませんでしたので、
カインズにわざわざ買いに行ってきました。
２２ｍｍのレンチのおかげでタイヤも無事に外れました。
シャフトが見えます。
バンバン１２５のいらないスプロケ
を入れてみたら、
見事に入りました。
若干ユルユルでしたが。
溶接するのでOKです。
(絶対外れる)
エンジン側からのシャフトに
スプロケを固定して、
さっきの自作足回りのシャフトにも
スプロケを付けて、
チェーンでつなげば
後輪が回るはず！
今のところ、ブレーキをどうするか考えてません。
なんらかの方法で後輪の回転を止めるカンジですね。
最終的にはアレですよ、木の棒を地面に押し付けるとか、
気合のかかとフンバリですね。
ついに降ろされたエンジンさん。
右側にあるのはガソリンタンクです。
６年前のガソリンが熟成されています。
左側にあるのが
オイルタンクですね。
２ｓｔなんで。
チューブを抜いた瞬間にドロリとした
緑色の液体が出てきたので
慌てて戻しました。
エアクリはデカくてジャマだったんで
外しちゃいました。
直ラッパです。
エンジンのクランクケース横に
付いている曲がってる棒がキックです。
ここを本気で３０回ガシガシやると
エンジンがかかるはずです。
電気関係は必要なところだけ残して、
ブッタ切りました。
基本的に電装関係は後でも
どうにかなるだろうと。
きっと必要なところも切っちゃてるんでしょうね。
秋なんで、我が家は落ち葉だらけです。
こんだけのパーツを外しに外して、
残ったものはこれです。
ああ、リード。
なんて悲しい姿なんだ、リード。
高校のときの面影なんて一切ないじゃないか。
あの堂々としたフロントマスクはどこに行ったんだい、リード。
君はたった今、天寿を全うしたね。
今までありがとう、リード。
