ついに中国製LIFANエンジンに火が飛んだので、駆動系やります。
エンジンが動くのなら、その動力をタイヤに伝えられればクルマは動きます。
そして、動くものは止められないとイケナイ。
そう、ブレーキ。
コレもつけないとね。
イメージ的にはこんなカンジかね。
エンジンの動力をチェーンでスプロケに伝えてシャフトを回転させる。
シャフトとリアタイヤは溶接でくっつける。
ブレーキキャリパーをあの辺に配置して、回転するディスクをはさんで止めると。
こう書くとすごい簡単そうなんですが、全然できませんでした。
まず、使うスプロケこれだから。
バンバン125用のリアスプロケ。
写真だとハブの一部とくっついてるけど、外してスプロケ単体にすると、真ん中の穴の大きさが赤矢印の幅になる。
神社カーのリアシャフトは20mmの長ネジだから、しっかりセンター出しをして20mmの穴を開けないといけないのね。
結局、鉄板を切り出して、4つのボルト穴を開けてスプロケと固定。
最終的には溶接するけど。
センターの穴を開けてシャフトに通すと。
切り出した鉄板にセンター穴を開けるための作業です。
3平方の定理?
フィボナッチ数列??
コロンブスバンザイ。
穴開けてみました。
シャフトに通してナットで止めるとこうなります。
センターはなんとなく出てるんだけど、回すと左右にものすごいブレました。
シャフトが長ネジでしょ?
ネジ山ってスクリューしてるから、棒に対して垂直じゃないのよね、線が。
だからすげーブレる。
そこでナットと鉄板の間にワッシャーを噛ませました。
このワッシャーは片面をグラインダーで斜めに削ってあります。
それを左右2枚組み合わせてブレが少ない場所をなんとなく探して固定。
ものすごい現場合わせ作業です。
精度低いです、ハイ。
精度低いながらにブレが許容範囲まで来ました。
やればできるんですねー。
エンジンマウントの位置はこんなモンか?
2本フレームを橋渡しして、そこに乗っけてみました。
こんなんでダイジョウブか?
結構エンジンて揺れるよね。
ま、いっか。
大丈夫、大丈夫。
シャフト側のリアスプロケとエンジン側のフロントスプロケにチェーンをかけて、位置調整をしてるところ。
この写真斜めから撮ってるからちょっとわかりづらいけど、ものすごく下方向にチェーンラインが来る。
でもこーゆーふうにしかライン取れないんだよなー。
縦に渡したエンジンマウント用のフレームにチェーンがカスカスです。
というか若干当たるカンジ。
この方法でエンジンマウントすると、エンジンに開いてる穴の関係から、この位置が限界。
ここは強行突破だ!
駆動系はコレでたぶんなんとかなる(なるのか?)
次、ブレーキ行くぞ、ブレーキ!
位置決めするために金属クズと仮でくっつけて、軽くセンター出しします。
ディスクとキャリパーの位置はこんなモンか?
よし、こんなモンだな。
何用のか知らないけど、このキャリパーがそう簡単にフレームにつくワケないですよね。
専用設計じゃないんだから。
んで、ジャマな部分切り落としました。
一番下の部分ですね。
そんでネジ穴も開けましたよ。
タップ大活躍です。
若干曲がりましたが。
こんなカンジだな、コンニャローメ。
おし、だいたい付くな。たぶん。
そんじゃ、スプロケのときと一緒でディスクに切り出した鉄板くっつけてセンター出すか。
ハイ、鉄板になりました。
んで、同じくワッシャーの片側をナナメに削ったものを両サイドからはさんで、ボルトで止めます。
なんとなく左右のブレがなくなることろまで調整。
ここからが大変でした。
キャリパーをフレームにうまくつけられない・・・
最初の位置決めがアマすぎた。
フレームに穴開けて、キャリパーを付けるとディスクに当たっちゃう。
ちょっと穴ズラして、また付けて・・・なんて繰り返してたらフレームが穴だらけになってきました。
ああ・・
オレたちの大事なフレームが・・・
なんとなくOKじゃないかっていう位置につけて、ディスクを回してみるとものすごい抵抗があります。
ブレーキを引きずってるっていうレベルじゃないぞ。
んー、やっぱりちょっとブレがあるのかなー
それともキャリパーの位置が深すぎるのか。
どうせそんなにスピード出ないんだから、ディスクの端っこをちょこっと噛むくらいのキャリパー位置でいいんだよなー
ディスクを空回しすると、キャリパーの何かに当たってる音がする。
「シャリシャリシャリ・・・」って。
コレ、パッドが減ってるんじゃねーの?
分解すっか。
パッドが減っているからシャリシャリ言うって思い込んでいたオレらは、
「どーする?パッド買いに行く?」
「でも時間ないよな」
「カネもない」
なんていいながら、パッドを交換しなくていい方法を探っていた。
パッドを見ていると、意外と減っていないことに気づき(でもシャリシャリ言う)、
パッドの裏になんか噛ませて後ろから押し出してやればいいんじゃねえか。ってことになった。
それで作ったのがコレ。
上がパッド。
下がパッドと同じ形に切り出した鉄板。
結構よく出来てね?
グラインダー職人になれるかな?
これをキャリパーに入れます。
雨軽く振ってきたし、もう暗くなってきたんで片付けながら階段の下で作業ですよ。
ブレーキ職人のマッコイが持ち前の器用さを発揮してます。
んでね、この日は結局ブレーキうまくいかないまま終わった。
パッドの裏に鉄板を入れることには成功したんだけど、パッドが押し出されずにディスクと当たる面は同じくらいのままだった。
すっげわかりづらい説明だけど、このキャリパーねオレが知ってるやつと形違うのよ。
ピストンはあって、それがパッドを押す仕組みになってるんだけど、
パッドを固定してる大本も部分もスライドすんの。
よくわかんねーや。
梅雨入っちゃったし、しばらくお預けかなー
2009年5月末の作業でした。