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クルマ自作1発目

大学の頃から友人ダンカンと「クルマ自作しよーぜ」なんて話をしていた。
なんだかんだでぐうたら学生生活を送り、クルマを自作することはなかったんだけど、
社会人となり、「そろそろ作るかー」ということで一念発起。

私は群馬県、ダンカンは浜松在住なので、あまり打ち合わせをできないまま
「なんとなくできるだろ」的な甘い考えでやってみることに。

一回だけ打ち合わせしたときに作った設計図がコレ。

二人では心細いので、前橋に住む友人マッコイに協力を依頼した。

そんで、彼が学生時代に乗っていたホンダリード50SSのエンジンを使うことに決定。

6年間雨ざらしになっていた不動のリードを引き取りに行ってみた。



 見事なツートンカラー

 1984年式 リード50SS

 SSってなんの略なんでしょーか。

 とりあえず現状だと、もちろんエンジン不動。

 そしてフロントディスクブレーキがガン締まりの状態で
 思いっきり固着・・・

 引き取りが大変だったー

 この日はマッコイと二人での作業でした。
 

えーと、とりあえずナニやればいいんだ??

キャブレタークリーナーは持ったぞ。
この前、南海部品で買ってきた。
使ったことないけど。

6年間雨ざらしだったワケだから、きっとネジというネジが固着してるハズ。

世界の大発明、55-6さんもちゃんと用意したぞ。

とりあえずカウルを外してみるか、エンジンこの辺だろ、きっと。

 
 んー、ボロいカンジね。

 つーか絶対動きそうにないよな、コレ。


 とりあえずバラせるところまでバンバンバラす。

 意外とネジ固着してないね。
 
 というかユルユルだ。

 こんなユルくていいのだろうか??

 高校生の時はフツーに乗ってたけど、
 すっごい危なかったんだね。

 



 
 ついにキャブレターさんお目見え。イエス

 さて、ここからだねー
 
 やったことないけど、キャブをバラしてみますかー






                                      

 




 エアクリを外して、キャブをプランプランにしてやったところ。

 ちなみにエアクリのスポンジは完全に朽ち果ててました。

 うんちみたいになってました。

 





この時、事件が起こりました(大変だ)

みなさん、キャブクリーナーって使ったことあります?

アレってなんか手にしみません?
パーツクリーナーは冷たいだけで、傷にしみたりとかあんまりしないよね?
キャブクリーナーは手に傷ないのにちょっと痛いカンジするよね?

そんなキャブクリーナーが私の眼球にジャストイン!
キャブに吹きかけてたら、思いっきり跳ね返ってきて、直撃でした。

すっげ、痛かった。ホント失明するかと思ったね。

みなさん、気をつけましょう。

水で30分くらい洗い流して、作業に戻ったらこんなカンジになってました。


 はい、キャブレターさんバラバラ。
 マッコイ、がんばった。

 でも戻せるのでしょうか?
 
 「アクセルワイヤーの向き、見ながら外した?
 向きあるらしいよ」

 「いや、見てない。先言えよ」

 まーなんとかなるだろ。

 細かい部品を全部キレイにする。

 恐るべきキャブクリーナーで各ジェットの詰まりを取る。


掃除できてるかどうかよくわからん。

中はそんなに汚くなかったし、詰まってるカンジもしないし。

でもとりあえず、クリーナーを吹きつけまくる。


 んで、キャブを元通りに組んでみました。
  
 懸念されたアクセルワイヤーのとこも、フツーに組めました。


 なんか大したことないぞ。


 



よーし、コレでキャブのオーバーホールというものができた(できたのか?)

ここでキックをすればきっとエンジンが長い眠りから覚めてくれるはず・・・

マッコイ、キックキック!!キックキックキック・・・・
かからない。
そーだよね、かかるワケないよね。
そんな簡単にかからないよね。
あまいよね、オレら。

「よーし、オレにキックさせて」
キックキック!!キックキックキック・・・
かからない・・・けど、なんかマフラーがモクモクいってる。
もしかして・・・

も一回キックキック!!
「ぶるるるーん」

「おおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!」

かかったー!!

かかったぞー!
すごいぞー!

おかあさーん!!!



やりました。
われわれがんばりました。

 んで、こんなカンジになりました。

 かなりスパルタンなスタイル。
 んー斬新。

 コレで走ります。

 エンジンビンビンなカンジです。

 結局、フロントブレーキのキャリパーは固着がひどくて
 再利用不可能だったので、外して捨てました。
 
 クルマ作りにはいらないしね。
 ブレーキなんで片方あれば十分よ。

 次は鉄パイプを溶接で組んで自作カーのフレーム作りだー



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